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男子跣足カルメル修道会

カルメル会の歴史お知らせ1

  •  西ヨーロッパに移り住んでいったカルメル会士たちは、南フランス・シチリア・イタリア・イギリスなど多くの場所で生活を始め、時代の趨勢に合わせて会則を改定し、托鉢修道会として歩み出し、13世紀以降、急速に成長を遂げてゆくこととなります。

     15世紀に入ると半在俗半修道の女性の会が男子カルメル会によって指導され、女子カルメルが誕生。ほぼ同時代にカルメル在世会(当時「第三会」)も誕生して多くの地に広がってゆきました。

     16世紀になると聖アルベルトから受けた会則(原始会則)の精神に戻り、修道生活を営もうとする動きが会内に生まれ、イエスの聖テレジアとその良き協力者、十字架の聖ヨハネにより進められてゆくことになります。

     その後、改革されたカルメル会は従来のカルメル会から分かれ、新たに跣足カルメル会として歩み出しました。 日本のカルメル会(男子・女子・在世会)は、みなこの 改革された跣足カルメル会に属しています。

     カルメル会の中では、 多くの聖人や福者が 生まれ、改革の会の 創始者、イエスの聖 テレジア(アヴィラ)、 十字架の聖ヨハネ、近現代に生きた、幼きイエスの聖テレジア、十字架の聖テレジア・ベネディクタ(エディット・シュタイン)、ロス・アンデスの聖テレサ、福者三位一体のエリザベットが良く知られています。

     聖人や福者の生き方、著作、日記や手紙、詩、写真などを通し、その足跡を辿りながら、私たち一人一人も聖性へと歩んでゆくように招かれています。

     跣足カルメル会は、2015年3月28日にアヴィラのイエスの聖テレジアの生誕500周年を迎え、新たな時代へと歩みを進め、新たな時を 刻んでいこうとしています。